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長柄町 × グランヴォー
Since 1979

1970年代初めに日本で最も有名な人物がスイスを訪問して以来、ラヴォー地区の静かな村と千葉県の町は友好の杯を重ねています。

リソルの森

東京から南東方向に50キロほど離れた房総半島の中心部に位置する長柄町は、典型的な日本の郊外にある小さな町です。その豊かな自然の中に広がる3.3平方キロメートルもの森のリゾートの中に都会の喧騒から逃避するには絶好の場所、長柄町ふる里村があります。 実はこのふる里村の歴史にはスイスが大いに関わっているのです。

皇室のラヴォー地区訪問

1971年の秋、昭和天皇皇后両陛下は外遊という前例のない公務を行いました。日本史上初めて今上天皇と皇后がヨーロッパを18日間訪問し、7か国を訪れたのです。1971年10月19日、両陛下はスイスを訪れレマン湖岸にある葡萄畑を見るためにクロ・サンタムールに立ち寄り、地元で最高級の白ワインによるもてなしを受けました。この葡萄畑の持ち主であるサムエル・ポルタは、当時グランヴォーという魅力的な近隣の村で村長を務めていました。

昭和天皇・皇后がグランヴォーでポルタ家の人々と面会、1971年(©スイス政府観光局/牧野祐子)

理想郷でのワイン造り

レマン湖の北東岸に静かに存在するグランヴォーは約60ヘクタールの葡萄畑を持ち、ワイン造りを行っている小さな村です。ユネスコ世界遺産に登録されているラヴォー地区の他の葡萄畑と比べると大きさは控え目ですが、そのワインの質の高さは専門家の間でよく知られています。村は湖の近くにあるため、葡萄は太陽の光、湖からの反射光、段々畑の壁に蓄えられた熱を吸収して育ち、ほのかにフルーティ―で辛口のワインになります。

グランヴォー、ブール・アン・ラヴォーからのレマン湖の眺め(©スイス政府観光局/牧野祐子)

未来に乾杯

行幸を機に、グランヴォーは日本との強い絆を保ってきました。8年後、グランヴォーに強い関心を示していた長柄町ふる里村当局とグランヴォー町役場が連絡を取り合い、1979年7月に両村は姉妹協定を結びました。そして、訪問団はもちろん、ワインの交換も数多く行われることになりました。在日スイス大使館は、この千葉県のリゾート村に旧スイス大使館の建物を寄贈することによって姉妹提携の実現を促しました。2011年にグランヴォーはブール・アン・ラヴォーに統合されましたが、両者の交流は脈々と継続しています。

ふる里村にある旧スイス大使館の建物

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